厚生年金基金は、厚生年金の一部を国に代わって運用して支給するとともに、加入者の掛け金の拠出によりプラスアルファーの上乗せ給付を行います。
このプラスアルファーは必ずつける必要があります。

厚生年金基金の設立については厚生労働省の認可が必要で、認可後、厚生労働大臣の指導監督のもとに法令及び基金の規約を順守して運営されます。
掛け金や年金の給付額は規約によって定められていますが、標準報酬額をベースとする厚生年金とは違って企業の実情によってある程度融通がきくようになっています。
厚生年金基金のある会社に就職した場合には、原則として、厚生年金と厚生年金基金に加入することになります。

事業主が負担する掛け金は全額損金として扱われ、加入者の負担する掛け金は所得性における社会保険料控除の対象となっており、税制面での優遇措置がとられています。

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