国民年金基金は、国民年金加入者のための上乗せ年金です。
厚生年金基金加入者には厚生年金基金、共済年金加入者には職域部分、というような上乗せ年金がありますが、国民年金に加入している自営業者にはこのような上乗せ年金の制度がありませんでした。
そこで、自営業者も加入できる上乗せ年金としてできたのが、国民年金基金になります。
国民年金だけしか加入していない人は、国民年金基金を利用して年金受給額を増やすのが老後を支えるための有力な選択肢となっています。

国民年金基金は、国民年金と同様に20歳から60歳まで納付することができ、国民年の受給開始年齢から国民年金に上乗せする形で支給されます。
加入できるのは、自営業者を中心とした国民年金の第1号被保険者となりますが、農業者年金基金の加入者と国民年金の保険料を免除されている人は加入することができません。

地域型国民年金基金と職能型国民年金基金

都道府県ごとに住所地で加入する地域型基金と、全国単位で業種ごとに加入する職能型基金がありますが、一般の人は地域型基金に加入します。

地域型の加入者が他の都道府県に転居した場合は、転居前の地域型基金おw脱退し、転居先の地域型基金に特例加入することになります。
また、職能型国民年金基金ぶ加入している人がその職業に従事しなくなった場合は、職能型国民年金基金を脱退し、地域型国民年金基金に特例加入することになります。

国民年金基金の掛金

保険料は、年金の給付型、加入口数、加入時の年齢によって違ったものになります。
掛金の上限月額は68,000円となっています。
掛金については、全額社会保険料控除として認められます。

国民年金